BPM、SOA そして BRM(続き)

企業の基幹システムのルーツ・・・それこそ汎用機の創世期~全盛期とも言える数十年前・・・は、多くの企業で(たぶん)会計関連のシステムだったのではないでしょうか。月末月初の締めの時期になると人海戦術でそろばんをはじきながら月報を作ったり・・・。人が手を動かす計算の嵐なので比較的計算機に乗せやすかったのかなとおもいます。

そのうちに(もしくは同時並行的に)販売管理や生産管理などのシステムができて、(「サイロ」システムがたくさんできて)その間のデータ交換を人が手で橋渡ししたり、データを変換したり・・・実はちょっと前(といっても20年近く前)までは、「サイロ」システム間のデータのやりとりは今とは比べ物にならないくらい面倒でした。TCP/IPなどの今日のインターネット系のプロトコルは、それほど一般的でなくて、IBMだとSNA、富士通だとFNA、一方でNetWareがあったり・・・。そうこうしているうちにインターネットが盛んになってきてTCP/IPベースのプロトコルが標準となり、一方でXMLが表れシステム相互のデータ交換に対する敷居がさがってきて、システム的にはEAIひいてはBPMにつながっていったのでしょう。

さてさて、ふだん会社での仕事と言われるものを考えると、人と人とのコミュニケーションだったり、アイデアを出したり、資料の調査をしたり、手順にしたがってひたすらに手を動かして結果を出したり、その中でなんらかの判断基準で意志決定をしたりとさまざまなものが思い浮かびます。

BPM、SOA、BRMとは、非常に大雑把でアナロジカルな言い方ですが、ひたすら手を動かす個々の作業がSOAのサービスにあたり、それぞれをつなげる手順がBPMで、さらにその中の業務的な意志決定がBRMにあたると言えるのではないでしょうか。そう考えるとBPM、SOAだけでなくBRMももっと広範に応用されても良いような気がします。

(・・・と、今日は少々我田引水でしたね。前置きもあまり関係ないし^^;)

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