オントロジーな製品

先日、あるツールのセミナーに行ってまいりました。AGRAという名のデータ(仮想)統合ツール。

データ統合といえばEAIとかETLといったような3文字略語がすぐに思い浮かぶと思いますが、このAGRA、これら巷にあふれる3文字略語ツールと何が違うのかと言うとデータ統合/交換のハブとしてオントロジーを据えたところ。企業のさまざまな場所に散らばっているDBに対し、物理的なカラムの管理や論理的なモデルを管理するリポジトリは今までにも存在していたかと思います。しかし、このツールではより上位にオントロジーをおき意味を明確にすることにより、さらに論理モデルも統合しようとしています。その結果、既存のDBをそのまま活かしながら仮想統合された巨大なデータベースを提供できるというわけです。

現実問題としてこういったオントロジーを軸としたデータ統合が一筋縄でいくとは思えないですが、ただ目指すところとしては間違っていないのかなあと思います。実際、データの統合としてよりどころとするのは結局のところ厳密な言葉の定義しかないわけで、それを考えたらやはりオントロジーというところは避けて通れないのではないでしょうか。

このツールのセミナーを聴いていて以前読んだエンタープライズ・セマンティックWebの記事((1)(2))を思い出しました。この記事はもう4年ほど前の記事でちょっと古いですが、現在の動向を見ていると、今回のAGRAといい、以前ブログに書いたMetamojiのOntogearといい、ようやくオントロジーを標榜したツールが製品化されるようになってきたのを感じます。時代はシンタックスの世界からセマンティクスの世界に突入していくのでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です