金曜日に、Red Hat フォーラム 2013 に行ってきました。もちろんJBoss BRMS に関連するセッションを聞いてきたのですが、今回の一番の収穫は、生産計画にBRMSを適用してうまくいった事例を聞けたこと。
今まで、生産計画にBRMSというのは、昔の経験もあって個人的には二の足を踏む感があったのですが、実際成功事例を聞いてみると、ケースによっては案外行けるかも…と思わせるものでした。
話を聞いてみると、制約条件がかなり厳しいらしく、想像するに、専門家の「コツ」とかいった、アドホックで適用するべき状況の曖昧な、いわゆる「ガイドライン」的なルールが入る余地がないというケースのようで、こんな場合なら結構アリかも…。
生産計画の場合、ルールによって生成・更新された新たなファクトが、さらにルールの発火を促す…という推論過程が発生するため、ルールエンジンとしては、きちんと推論機能を持ったエンジンでないと適用は難しいかと思います。
しかし、それだけに、生産計画は、現在、BRMS適用の主流となっている、(ロジック的には単純な)、データの妥当性チェックや査定などの分野を超え、ロジックとして一段高いレベルでの適用分野となり、BRMSとしての特徴がより発揮されてくるようになるのではないでしょうか。
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