先週、Oracleから「Oracle Policy Automation」の提供が開始されました。「ポリシー・オートメーション」などという名称がついておりますが、その実態はBRMS。この「Oracle Policy Automation」の元となっているのは、Oracleが買収したHaleyのBRMSです。
HaleyのBRMSというと、エンジン的にはOPS5→Clipsの流れを汲む Reteベースのごく一般的なものですが、特徴的なのはそのインタフェース。英語などの自然言語でルールを記述できるのがウリのBRMSでした。
残念ながら私は使ったことないのですが、ファクトのモデルそのものも自然言語で記述できる(らしい)スグレモノ。DroolsなどでもDSLの機能を用いて自然言語でルールを記述できるのですが、今のところ、
- まずJavaなどでモデルを記述する。
- その上で自然言語で記述したルールを書き換え規則に基づき置き換える
というレベルなので、Haleyに比べるとまだまだ(伸びしろがある?)という感じ。
「Oracle Policy Automation」は、このHaleyのバージョンアップ版ということで、そのインタフェースは期待されるところです。どこまで自然に業務上の規約や法規制などの文書からルールを生成できるのでしょうか。時間があればちょっと試してみたい気もしています。
実は私もちょうど、DroolsのDSLのサンプルとして旅費規程からルールを生成するサンプルでも作ろうかと思っていたところでした(館の方でそのうちぼちぼち書こうかと思っています)。
実は私もちょうど、DroolsのDSLのサンプルとして旅費規程からルールを生成するサンプルでも作ろうかと思っていたところでした(館の方でそのうちぼちぼち書こうかと思っています)。
ところでHaleyベースの「Oracle Policy Automation」はよいとして、Oracleは別にJessベースのBRMSを持っているのですが、そちらはどうなるのでしょう・・・?
日本オラクル、業務規約の立案、検証と展開を可能にする新製品を発表 (Oracle プレスリリース)
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